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この記事の監修ドクター
自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生
ブラジルのリオグランデドスル・カトリック大学認定の自然療法専門医。アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国で認定された国際免許を取得しており、専門医として自然由来のサプリメントに関する知識と精密な現代科学のデータを組み合わせて診断や治療を行っています。自身のフィットネスインストラクターとしての16年間の経験を活かし、多くの患者が抱える肉体的な問題だけでなく、精神的な問題も含めて、自然由来のサプリメントを用いた新しい“先見的な予防医学”にも注力しています。
眼精疲労とは?
眼精疲労とは読んで字のごとく、目が疲労している状態のことをいい、おもに目を酷使することにより起こります。眼精疲労は軽いものであれば、目を休ませることで症状はなくなりますが、重いものになると一日休んだだけでは、なかなかよくならないことがあります。
眼精疲労になると、目の奥に痛みを感じたり、まぶたが痙攣(けいれん)したり、目に異物感を感じたり、イライラするなどの精神面にも問題が出てくることもあります。こういった症状に伴い、頭痛や肩こりも同時に起こることがあり、さらに症状は悪くなります。こうなってしまうと、仕事の能率や生活の質が低下してしまうことにもなります。
昔はテレビゲームなどで長時間画面を見るなど若い人に多く見られましたが、今ではパソコンやスマートフォンの普及により、幅広い世代に起こる症状です。
眼精疲労自体は深刻な病気ではありませんが、緑内障や白内障などの病気が原因となって眼精疲労を発症している可能性もあります。ですから、あまりに長く続いたり症状がひどいようであれば、病院を受診する必要があります。
眼精疲労で起こる頭痛・肩こりの症状、特徴
眼精疲労は頭痛や肩こりを同時に併発することも多く、どちらも起こってしまうと不快感をずっと感じることになります。まず眼精疲労の症状は以下のようなものがあります。
- 目の疲れがある
- 目の奥に痛みがある
- まぶたが痙攣する時がある
- 目がかすむ、見えにくい
- 目が充血している
- 目がゴロゴロする(異物感がある)
- 吐き気がある
- 耳鳴りがする
眼精疲労により起こる頭痛・肩こりは普通のものとそう違いはありません。頭痛に関しては、目の疲れにより奥が痛むことで、頭痛のように感じる場合もあります。ただ眼精疲労が原因となっている場合は、頭痛や肩こりと同時に対策をしないとなかなかよくなりません。では、なぜ眼精疲労が頭痛や肩こりを引き起こしてしまうのでしょうか。
眼精疲労と頭痛・肩こりの関係は?
眼精疲労や頭痛・肩こりが起こりやすいのは、パソコンを長時間使用している人などです。姿勢が悪いと画面に近づいてしまい、長時間見続けることで目に負担がかかります。さらにキーボードに手を置いていると猫背になりやすく、首や肩にも負担がかかるため頭痛や肩こりを発症しやすいのです。
目が疲れてきて見えづらくなってくると、さらに画面に近づき姿勢も悪くなるため悪循環となってしまいます。仕事の時など、パソコン作業は身体が緊張しやすくなるため、肩や首などの筋肉に力が入り、血流が悪くなります。ストレスを感じているとなおさら悪くなります。このようにパソコン作業は眼精疲労、頭痛・肩こりを引き起こしやすいといえます。
頭痛・肩こりの原因になっている眼精疲労はなぜ起こる?
通常の頭痛・肩こりは、長時間姿勢の悪い状態でいることなどが原因になりますが、眼精疲労が原因となりさらに起こりやすく悪化しやすくなります。そのため、これらの症状を防ぐには眼精疲労になる原因を突き止め、ならないように対処することが肝要です。
眼精疲労が起こる原因は、おもに目に対して負担をかけることにより疲労が蓄積されていくことです。ですが、原因はそれだけでなく、複数の要因が重なったことにより起こるともいわれています。そのほかの要因としては精神的なものや、女性特有の現象が原因になることもあります。
目の使いすぎによるもの
眼精疲労が起こる原因はその名前が表しているとおり、目の疲れが原因です。直接的に目に負担をかけるため、眼精疲労の一番多い原因と考えられます。そして目が疲れる原因は、ピントを調節する筋肉である毛様体筋を使いすぎてしまうことです。
毛様体筋は収縮することで、水晶体の厚さを変えてピントを調整しますが、毛様体筋は遠くの景色など、離れたところを見ているときには緩んでいます。そして少し離れたところを見ているときは緊張状態となり、手元に近いところを見るときはさらに緊張が強まります。その状態を長時間続けていると、目が疲れるのは当然ということになります。
目を使いすぎる理由は社会の情報化に伴い、眼精疲労などさまざまな症状を伴うVDT(Visual Display Terminal)作業が多くなっているためです。VDT作業とは、パソコンやスマートフォンなどの画面を長時間見てしまう作業のことをいいます。テレビからも目に悪い光が出ているため、長時間見ることは避けたほうがいいでしょう。
ほかの病気により引き起こされるもの
白内障、緑内障、低血圧、高血圧、脳神経疾患、糖尿病などの病気が眼精疲労を引き起こす可能性もあります。例えば、糖尿病は血糖値が高くなることが原因で、目の毛細血管の血流が悪くなってしまうことがあります。また病気とは違いますが、女性の場合は生理の前後や排卵日に眼精疲労、頭痛、肩こりなどの症状や、腰痛、吐き気などに悩まされることがあります。
精神的な理由によるもの
転勤や海外勤務など、仕事で精神的な負担を感じることも原因のひとつです。夜勤や肉体労働などで肉体と同時に負担がかかる場合はなおさらです。精神的なストレスが大きいと、まばたきの回数が減ってきます。また涙が出る量が減ってくるなど目に対する負担が増えてきて、それが眼精疲労へと進展することになります。
自律神経失調症の場合は、うまくピントを合わせることができない場合があり、眼精疲労の原因になります。自律神経は交感神経と副交感神経を切り替える働きがあり、遠くを見る時と近くを見る時で、この2つを切り替えているからです。
コンタクトやメガネの度が合っていない
コンタクトやメガネが、適切な度数になっていないことが原因で起こる眼精疲労もあります。毛様体筋はピントを合わせる機能がありますので、度が合っていないメガネを使用し続けると、絶えず目に負担をかけることになり、それが疲労の原因になります。
特に最近では眼科を受診しなくても、コンタクトやメガネが手軽にネットショッピングで買えることもあり、自分に合ったものを使用していない人が多くなっています。ネットで買う場合でも、眼科を受診して視力検査などをしてもらいましょう。
眼精疲労で起こる頭痛・肩こりの対処法
眼精疲労や頭痛・肩こりは疲れが徐々に蓄積されて起こるものですが、突然なったように感じることがあります。そのため、対策を知っておかないと苦しむことになります。頭痛や肩こり自体を改善する方法と、原因となっている眼精疲労を改善する方法がありますが、どちらも並行して行うほうがより効果的です。
・目や首・肩のストレッチ
目や首・肩のストレッチは、すぐにできて場所もあまり選ばない効果的な方法です。これは眼精疲労になる前に行うことで予防にもなりますので、仕事などでVDT作業をする機会が多い人は普段から心がけましょう。目のストレッチは、ウインクをするように交互に目を閉じたり開けたりを繰り返したり、眼球を上下左右ぐるぐると回して行います。
首・肩のストレッチもいくつかの種類がありますが、今回紹介する方法はイスに座った状態で行います。
- 足を左右に大きく開き、両手をだらりと前に垂らします。
- 鼻から息を吸い、ゆっくりと上体を足の間に入れるように倒していきます。
- 首・肩・腕の力を抜き、腰から上半身を支えるように力を抜きます。
- その状態で鼻から息を吸い、口から吐くのを15〜30秒ほど行いリラックスします。
- 鼻から息を吸い、両手を組んで後頭部に押し当てて、あごを引いて首の後ろや肩が伸びるようにします。同じく15〜30秒ほどリラックスして行います。
- 鼻から息を吸い、吐きながらゆっくりと背中を丸めて上体を起こします。最初の状態に戻ったら、全身の力を抜いて深呼吸を何度か行いましょう。
ストレッチは呼吸を止めずに、伸ばす前に息を吸い、伸ばす時に息を吐きながら行います。また、身体の力を抜いてリラックスすることを心がけましょう。これによって、身体の緊張をほぐすのと同時に精神的なストレスを和らげることもできます。
・眼精疲労や首・肩のこりに効くツボ
ツボを押すことも、どこでも簡単にできるいい方法です。眼精疲労に効くツボはいくつかありますが、そのうちの3つを紹介します。
- 目頭から少し鼻の付け根の方にある「晴明(せいめい)」
- 晴明から少し上に上がった眉頭の下のへこんだところにある「攅竹(さんちく)」
- こめかみの少しくぼんだ部分にある「太陽(たいよう)」
目の周りのツボを押す時は、爪を立てず指の腹を使って軽く指圧します。目の周りは神経が多く通っているため、強く押しすぎないように注意しましょう。また、ツボを押す前に暖かい濡れタオルなどで目を温めてからはじめると、より効果的です。
・漢方
眼精疲労はタイの漢方薬であるカサイセンA、ストレス性のものは自律神経失調症に対して処方される半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などが効くといわれていますが、漢方は漢方医に診てもらい正しい漢方薬を処方してもらう必要があります。漢方を処方してもらいたい場合は、専門の病院を受診しましょう。
・薬
眼精疲労に効果のある薬も販売されています。主な成分はビタミンBやビタミンE、へプロニカートやオキソアミヂン末などの血流を促進させる成分が入っています。手軽に購入することができますが、症状が重い場合は病院を受診して薬を処方してもらう方がいいでしょう。病院で処方される薬は、まずビタミンを含んだ目薬を処方されます。
そして、それでも効果がなければ服用するタイプのビタミンが処方されます。病院によっては漢方薬が処方される場合もあります。慢性的な眼精疲労の場合は病院を受診することをお勧めします。
・目にいい成分の摂取
ほかにも、目にいい成分を摂取して少しでも早く改善することができます。この方法はほかの方法と並行して行うことができるため、効果を高めることができるのです。目にいい成分として有名なものは、ブルーベリーやビルベリーに豊富に含まれているアントシアニンです。アントシアニンはぶどう、なす、いちご、赤しそなどにも含まれています。
アントシアニン以外にも、ビタミンが眼精疲労にいいとされており、ビタミンA、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12)が含まれたものを摂ると効果的です。ビタミンAはほうれん草、かぼちゃ、モロヘイヤ、春菊などの野菜に含まれ、ビタミンB群は豚肉、鳥ささみ、牛もも肉、ぶり、かつお、いわし、さんま、豆類、牛乳、納豆、牡蠣、しじみ、あさりなどに多く含まれています。
ほかの病気が原因となって眼精疲労が起こっている場合には、まずは原因となっている病気を治すことを第一に考えたほうがいいでしょう。そうしないと、一度よくなってもまた目の疲労が再発する可能性があるからです。
それでも改善しない場合は病院へ
以上のような対処法をしてもあまり改善が見られない場合は、病院を受診することも考えましょう。軽い症状で、自身によるケアで改善するのであればいいですが、深刻な病気になっている可能性もゼロではないからです。
前述のとおり、白内障や緑内障になっている可能性も考えられるからです。白内障や緑内障は放置したままでいると、失明をする可能性がある危険な病気です。症状があまりに改善しない場合や気になる場合は早めに病院を受診しましょう。
おすすめのサプリメント
ドクターズチョイス アイクリアEX
眼精疲労を予防するには、姿勢を悪くしないことや画面を長時間見ないなどの対策が必要です。そしてもうひとつは内側から予防できることとして、普段から目にいい成分を摂取するのも効果的です。「ドクターズチョイス アイクリアEX」は23種類の有効成分が眼精疲労の軽減、目の血流の改善、網膜の保護、目の乾燥予防など目を健康に保つために働きます。
まとめ
眼精疲労もそれに伴う頭痛・肩こりも、基本的には一時的なものであるため、特に何もしなくても気づいたら治っていることがよくあります。ですが、これらの症状は不快なものですので、早く治るのであればそれに越したことはありません。
眼精疲労によくなる人は対処法を頭に入れておき、普段から予防につとめ、万が一なってしまった時はすぐに対処できるようにしておきましょう。慢性的な眼精疲労になっている人は、病院を受診し治療を受けましょう。